大規模修繕費用のチェックポイント

マンションと戸建ての違いは、建物の形や住み心地だけではありません。

マンションは共同住宅であり、住戸内はオーナー各自の財産ですが、エントランスや廊下などの共有部分は各戸オーナーの共有財産です。

そのために維持管理費も全員で分担することから、一人一人の負担は小さくてもエレベーターをはじめとして設備を維持したり、警備員やコンシェルジュ常駐といった充実した住民サービスを受けることができます。

大規模修繕では塗装や防水の経年劣化の復旧、施設の更新などを行いますが、そのための費用が高額になると十人全員で均等に分担することが難しいため、長期修繕計画に基づいて日ごろから修繕積立金を蓄えています。

各家庭では、大規模修繕の際にまとめて高額な一時金を負担することはなく、蓄えていた積立金を取り崩して支払うために無関心な人も出てきてしまいます。

修繕工事はその時で終わりではなく、30年でも50年でも、時には100年先まで長く使えるようにするための通過点、自分自身の負担ではなくてもマンション住人が蓄えた財産を有効に使い、節約して多く残せれば将来の備えになります。

建設の専門家ではないマンション住民の集まりである管理組合が、大規模修繕を無駄なく選択するためには複数の合い見積もりを取ること、その工事をした場合の将来の修繕計画のアップデートを行うと効果的です。

今回の工事では節約できても次回以降にかかる費用が高額になるか、仮に今回高価になっても将来の費用を節約できるならといった視点がポイントです。

TOP